私たちは周囲にある人間関係を
というように様々な言葉で表現します。これらの言葉はどれもその人の主観や感性に基づいたいわば、感覚的なものに聞こえます。
しかしそれと同時に他人の印象や行動を評価する時に、
など、周囲のすべての人が同感する「その人」に対するイメージというものがあります。
これらのイメージが生まれるのにはその人がもって生まれた遺伝子の組み合わせと、人生の中で経験してきたことが脳の働きに反映され、思考と行動のスタイルにあらわれているという科学的な根拠があります。
EG研修はプロファイリング(統計学を用いた心理分析・分類)技術を用いて、こうした人間の思考と行動のスタイルを理解することで、仕事・教育・家庭など様々な場面での対人関係を飛躍的に向上させる研修プログラムです。
EGが生まれた背景には近年めざましい発展を遂げた人間の脳の働きの研究があります。
例えば最近では一般的に知られるようになった右大脳半球と左大脳半球の働きの違いですが、人は思考や行動をおこすとき右大脳半球・左大脳半球のどちらかをより多く使う傾向があり、多く使う脳の場所によってその人のスタイルが決まってきます。右大脳半球を使うことを得意とする人は、新しいアイデアを思いついたり、音楽や芸術を好んだりします。 また左大脳半球を多く使う人は、物事を論理的に考えたり、数学が科学が得意だったりします。
右の写真はシナプスとよばれるもので、脳細胞間の神経のつながり(ニューロンネットワーク)は物を触ったり、感情を感じたりといった人生の経験によって形成され、6歳児の時点で最も多くなります。その後、その人の生活に不要なものや深いなものは22歳頃までトリミングという作業にてどんどん削除されていきます。 22歳を超えると、トリミングされる量は急激に減少しますが、新たなシナプスを形成する能力も落ちてくるため、シナプスのつながり(ニューロンネットワーク)の形が変化し難くなります。
これは、脳の大きな構造変化が起こりにくくなることを意味し、思考や行動のパターンがほぼ固まるということです。
大人になってから物の考え方を変えたり、癖を直したりするのが難しいのはこのためです。
EGではこのような脳の研究をベースにしたプロファイリングを使って人間の思考や行動のスタイルを数値で表します。
あなた自身がどういう思考を好み、行動を得意とするのかを理解し、それと同時に周囲の人の思考と行動のスタイルを理解することで、いままでストレスに感じてきた人間関係を肯定的にとらえることができるようになります。
EGのプロファイリングでは思考と行動のスタイルをチャートで表現します。100項目からなる質問に回答し、その結果をデータベースに打ち込むと、あなたの思考と行動のスタイルが数値で現れます。 思考のスタイルは以下の4つに分類されます。
行動のスタイルは以下の3つで表されます。
結果の数値はあなたの脳がどの思考と行動のスタイルを得意とするのかを示します。EG研修ではプロファイルの解読を通してそれぞれのスタイルの特徴を学び、結果、自分とは違うスタイルの人との対人関係を向上する方法を学んでいきます。
自分の思考と行動のスタイルを理解することは、自分の強みを理解することで、「だから自分はこうなんだ!」というこれまでなんとなく自分のことについて潜在的に感じていたことが明確に理解できます。またプロファイルの解読をとおして、自分の周囲にいる人たちのスタイルも推測がつくようになります。これまで「馬が合わなかった人」「ギクシャクとしていた対人関係」などの理由とその対応方法が驚くほどすっきりとわかり、人間関係の向上に役立てることができます。EGは脳の科学に基づいたパワフルな心理測定ツールなのです。